これまでと、これからと

私の今までと、これからの記録。主に父への片道の手紙です。

2018-02-02から1日間の記事一覧

my hometown(2015,6,5)

昨日の朝、空を見上げたら、まるで波打ち際のような雲が広がっていました。 慌ててスマホで撮影。雲はすぐに形を変えてしまいますからね。 とても良い天気で…時間もあったので、思い立って2ヶ月ぶりに東京の実家へ行きました。 お彼岸の時に、家族で仏壇にお…

青い空の彼方へ、父を見送った日(2015,4,28)

今日は私が初めて受けたカウンセリングについて。 私は今年の1月に、初めてカウンセリングというものを申し込んで、受けました。 カウンセリングっていっても、いろいろあって…どんなところに行こうかってまずは悩みました。 …こう書くと軽い気持ちで探して…

長い冬の先にあるもの(2015,3,10)

ひと月以上更新が途絶えていました。 ずっと体調が悪かったんですけど、ようやく最近元気になってきました。 体調が悪い…というのは、全く食事を受け付けなくなってしまってたんですね。2月の初旬のことです。 病院でいろいろな検査を受けて、結局どこも悪い…

青い空の彼方へ(2015,1,16)

お父さん 私も寂しかったけれど あなたも寂しかったんだよね… 全ては過去のこと もう終わってしまったこと 私は、今と、未来を生きて行くために あなたをこの場所から見送ります あなたが寂しさから解き放たれて 暖かな光に包まれる そんな、青い空の彼方へ …

濁流(2015,1,13)

私は、愛されなかった。 愛してほしかったのに、愛されなかった。 それだけなら、恨んで、憎んで、すっぱりと 縁を切って忘れてしまって 自分の人生の再スタートを切れた…。 なのに、父は、ひとりでいることの全てが私のせいだと言って、死のうとした。 一生…

もう夢で泣きたくない(2015,1,9)

昨夜はいろんな夢を見ました。 今日は、その夢の話をさせてください。 まずは、現実の話から。 寝る前、遅い夕飯をとっていた旦那さんと、入院した親戚の話になりました。この年末年始、旦那さん側の叔父、叔母で80歳を越える2人が、相次いで入院していたん…

命日を前に思うこと(2015,1,8)

明日は、父の命日です。 父は、一体何の心の病を抱えていたのだろうかと、父が自殺未遂をしてから考えて、調べたりしていました。 自殺未遂後にすぐに入院した病院は、急性期の患者専門の病院だったので、父が、その行為に至ってしまった根底にある疾患につ…

父を棄てたこと、その言い訳(2015,1,7)

私は、父を棄てたんじゃない。 たくさんの理由が重なって、私たち家族と父は、10年に渡った同居を、約3年前に解消しました。 たくさんの理由… ひとつ目の理由は、私の旦那さんが長男だったこと。 結婚当初から、旦那さんの実家から、いずれは帰ってくるよう…

前日のこと(2014,12,12)

朝の8時にヘルパーさんから電話がきた時、私は日光に向かっていました。 久々の家族旅行で、一泊の予定で鬼怒川に遊びに行く、その車中だったんです。 電話の話によると… ヘルパーさんが何度インターホンを鳴らしても応答はなく、ドアのロックがされているの…

その2日前(2014,11,20)

あの夏の日のことは、一生忘れない 私の人生で、最も苦しくて辛かった日 2013年8月10日 その少し前から、嫌な予感はありました その2日前、父は、新しく利用することになったデイケアセンターの見学に行ったんです 父の痴呆の症状が進んで(これは後に、痴呆…

「花の匂い」に泣いた夜(2014,10,28)

ちょっと脱線してましたが ようやく、父のことを書きますね 今年の1月のある夜最寄りの大型スーパーからの帰り道、車の中で聞いていたCDから流れた歌に、私は釘付けになりました その歌は Mr.Children「花の匂い」 「本当のさよならをしてもあなたの呼吸が私…

しっかりしなさい(2014,10,14)

母がいなかったことで辛かったことは、あまりありません いないことが当たり前で、むしろ、家に母親がいたということを思い出せないほどでしたから でも、いくつか辛い…というか、嫌だなと思うことはありましたよ ひとつは、遠足のお弁当 うちには祖母がいた…

お母さん、ごめんね(2014,10,12)

さて、続きは、母が最後に倒れて、危篤になったところからですね 病院のICUに駆けつけたとき、母は既に、意識がなく、人工呼吸器に繋がれていました 病院のトイレで発作を起こして倒れたとのことでした 「お母さん、もう、頭の中は天国に行っちゃってるんだ…

母の記憶(2014,10,9)

父の話をする前に、母の話からしようかなと思います 母は、私が12歳になったばかりの秋に、43歳で亡くなりました 43歳……ちょうど、今の私の年齢です 亡くなる4年前に脳溢血で突然倒れて、亡くなるまで、一時的に半年くらい家で過ごせた時もあったけれど、ず…

父へ

4年前に実父を亡くした。 あれからの4年間は、それを受け入れるために費やした日々だった。 父の死が、自分のせいではなかったと思いたくて、自分を正当化するためにあらゆるもの、考えを取り入れようとして、うまくはまったり、拒絶反応をおこしたり、も…