これまでと、これからと

私の今までと、これからの記録。主に父への片道の手紙です。

長い冬の先にあるもの(2015,3,10)

 ひと月以上更新が途絶えていました。


ずっと体調が悪かったんですけど、ようやく最近元気になってきました。


体調が悪い…というのは、全く食事を受け付けなくなってしまってたんですね。2月の初旬のことです。


病院でいろいろな検査を受けて、結局どこも悪いところは見つからなかったので、精神的なものだろうという事だったんですけど…。


どこも悪いところがないとわかって安心したのか、今通っているカウンセリングの効果もあってか、ひと月かけてようやく今、普通に食事がとれています。

 

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立春からひと月以上も経って、すっかり季節は春ですね


この1ヵ月の間、私はある一つの気づきの中でいろいろなことを考えていました。


私が悩んで抱えている様々な問題…その一つ一つは全く別の問題のようでしたが…ある一つのキーワードによって別々の点が一つにつながったように感じたんです。


一つの気づき、キーワード…それは、自分がアダルトチルドレンであるということです。


何となくはわかっていたんです。


父が精神的な病を抱えているとわかった時に、うっすらとその言葉が浮かんできたので。


子供の頃からコミニケーションが下手で、生きにくさを感じていて…それは、誰から影響されたというものではなく、私が持って生まれた性格なのだと、ずっと思っていました。


アダルトチルドレンではないかと考え始めた後も、自分が思うようにいかないことのすべてを父の責任にしてしまっているような気がして、認めることに罪の意識を感じていました。


どれだけ自分が子供時代に辛い思いをしてきたのか…それって、長い間その環境の中で育っていると感覚が麻痺してくるんですね。自分なんかアダルトチルドレンだと言ってはいけないような気がしていました。そんなにひどいことをされていないんじゃないかと思って。


父が生きていたならまた違っていたかもしれません。


父が自殺未遂をして、その結果あんな風に亡くなってしまったから余計に、死者に鞭を打つような考えを持ってはいけない…父を責めてはいけないと思ってしまっていたんです。


でも、調べれば調べるほどに、私はアダルトチルドレン以外の何物でもないと確信するまでになったんです。


私は、父から精神的な虐待を受けていました。


いえ、父だけが問題だったのではないと思います。今思えば、8歳になるまで一緒にいた母の記憶が、どうしてこんなに少ないのか…それもずっと疑問だったんですけど…精神的な病を抱える夫と、口うるさい姑との生活で、母もかなり辛い日々を送っていたのではないかと想像したんです。実は、私は母にもあまり構ってもらえてなかったのかもしれません。


私が育った家は、家族全員が何らかの心の不調を抱えていて、互いに労わりあうのではなく、互いをはけ口として苛立ちをぶつけ合いながら生活していた(母は、それに必死で耐えていた)…そんな機能不全家族でした。


父に対する罪の意識はひとまず置いておいて、自分がアダルトチルドレンであることは事実。


自分のせいじゃない、自分は辛かったのだと口に出して言い切っていいのだと分かった時は、どんなに心が楽になったか…。


自分に対する不信感、コミュニケーション力のなさからくる生きにくさ、父とのこと、依存体質であること…霧のように掴み所がなく、ぼんやりと私の心の中を占めていたものが、解決できる問題として捉えられるようになったことが、本当に嬉しい。


アダルトチルドレンである自分を受け入れ理解して克服していくこと。とても、とても明確でやりがいのある課題が与えられたと、今は思っています。

 

 

今日話せるのは、このくらいかなぁ。

 

明日は長男の中学校の卒業式なので、また近々、門出を迎えた長男への思いなど、書いてみたいと思います