これまでと、これからと

私の今までと、これからの記録。主に父への片道の手紙です。

最近のこと

とても久しぶりの投稿。

 

書かなかった間の出来事を記録として残そうと思う。

 

まずは長男のこと。

一年間の浪人生活では国公立受験に必要な数学の学力をつけられないと判断した彼は、早々に私立一本に切り替え、私立トップの大学に合格した。

 

浪人生活後半は壮絶な日々だった。

一年間は、彼が、皆が思ったよりも短く、浪人というものは、彼にとってはとても精神的に苦しいものだった。センターが終わったあたりからは、苦痛から家で物にあたるようになり、食欲が減退し、眠れなくなった。

私は、彼が小学生だった頃のように一緒に眠った。とは言えもちろん一緒の布団とかじゃない。彼はリビングのソファに、私はその脇の畳の上に。

そして、「浪人なんかするんじゃなかった」と辛さに泣き出した夜は、一緒に泣きながら背中をさすり続けた。

 

彼が中学生になった時に、私たち家族は東京から田舎の夫の実家へ引っ越した。地元で保育園から一緒に育ってきた子どもたちの中で、彼はなかなか学校に馴染むことができなかった。

あの頃も毎晩泣いていた。

2人の弟に添い寝して寝ていたベッドに潜り込んできて、12歳だった彼は私の背中にしがみついて泣いた。

そんなことを思い出したり。

 

失敗して、どこにも行き場がなかったら…彼はどうなってしまうんだろうという不安、どんな結果も私は動揺を見せる事なく受け止めて彼を支えようという決意。

 

彼は乗り越えた。

そして、晴れやかに家を出ていった。

 

今は、大学の勉強と、吹奏楽のサークルと、塾の講師のバイトと、資格取得のための専門学校の勉強と、寝る間あるのか?という多忙な日々を送っている。でも、こっそり見ているサークルのTwitterの写真にたまに写っている彼は、とてもいい笑顔をしている。

親として、もうお金を用意するしかやることがないことが、たまらなく嬉しい。

 

 

今現在は次男の高校受験でまたやきもき。

 

長男とは違い、受験勉強することに意義を見出せない彼は、とにかく入れればどこでもいいという考え。行きたい高校ができて夏の終わり頃から家庭教師に来てもらっていたが、合格判定結果が悪かったことであっさり諦め、家庭教師も現在お休み中。

それよりもやりたいこと(バイクに乗る、バイトしてお金を貯めて卒業したら世界を旅する)で今から頭がいっぱいで、いろんなことを検索して勉強(?)している。学校の勉強は嫌いだが、知識と教養は欲しいのだとか。

言っても聞かないんだから、私ができることは彼についてもやはり見守ることだけだ。

 

 

三男は未だ可愛いだけの存在(笑)

やることなすことただ可愛い可愛いで、かなりウザがられている。

 

 

それと、義父が秋に肺炎で倒れて入院した。

1ヶ月強の入院で、めっきり弱って帰ってきた義父の介護が本格的に始まった。

要介護の申請と審査、ケアマネさんとのやりとり、ヘルパーさんとの交換日記のようなノート。

思い出す、父の遠距離介護。

最後の一年間を。

 

今日はデイサービス初日だった。

行きたくなくて、わざと落ち込む様子を私に見せたり、過剰に咳き込んだり、わがままを言ってみたり…すっかり忘れたと思っていた父の記憶が呼び覚まされたのか、今朝は私の身体が震えて仕方がなかった。パニック障害ってこんな感じ?

 

「子供が幼稚園に行きたくなくて朝駄々をこねたりするだろう?俺もそれと同じなんだよ」

幼稚園児と自分が同じ?85年も生きてきて幼稚園児と同じ? 体はきかなくなってゆくが、心まで同じだとは言って欲しくない。憤りと落胆を隠して、せっせと支度した。

文句を言いながらも出かけてくれてほっとしたが、今も頭が興奮状態で次から次へと嫌な記憶が蘇ってきてしんどい。

 

夫に会いたい。

夫の膝枕で眠りたい。

私が今一番落ち着ける場所は、夫の膝の上だ。

 

今日は疲れた。

今日は自分を労ってあげよう。

また気が向いたら書く。