これまでと、これからと

私の今までと、これからの記録。主に父への片道の手紙です。

2018-01-01から1年間の記事一覧

バレンタインと長男の決断

半年くらい前から、更年期の症状なのか生理が重い。 若い頃から重い方で度々痛み止めを飲んでいたけれど、痛み方が前とは全然違う。以前のは腰や下腹部が重苦しくなる痛み。でも最近のは呼吸のリズムが狂うほど、子宮あたりが握りつぶされるんじゃないかって…

もうすぐ春ですね

昨年春、実家を引き渡す前に、家の中のものを業者に入ってもらって処分した。 私たちの荷物はもうほとんどなかったから、大部分は父の荷物。 質素な一人暮らしだったから、荷物も少ないと思っていたけど、トラックに積んでみたら、軽くトラック一台分あった…

上書きされるもの、されないもの

一昨日、実家の隣に住んでいるママ友から連絡が来た。 いよいよ足場が組まれ始めたよって。 解体するところが見たかったのに、これじゃ見えなくなりそうって、残念がってた。 今回、彼女たち家族が住んでいた家も、我が家と一緒に壊されるわけなんだけど、彼…

my hometown(2015,6,5)

昨日の朝、空を見上げたら、まるで波打ち際のような雲が広がっていました。 慌ててスマホで撮影。雲はすぐに形を変えてしまいますからね。 とても良い天気で…時間もあったので、思い立って2ヶ月ぶりに東京の実家へ行きました。 お彼岸の時に、家族で仏壇にお…

青い空の彼方へ、父を見送った日(2015,4,28)

今日は私が初めて受けたカウンセリングについて。 私は今年の1月に、初めてカウンセリングというものを申し込んで、受けました。 カウンセリングっていっても、いろいろあって…どんなところに行こうかってまずは悩みました。 …こう書くと軽い気持ちで探して…

長い冬の先にあるもの(2015,3,10)

ひと月以上更新が途絶えていました。 ずっと体調が悪かったんですけど、ようやく最近元気になってきました。 体調が悪い…というのは、全く食事を受け付けなくなってしまってたんですね。2月の初旬のことです。 病院でいろいろな検査を受けて、結局どこも悪い…

青い空の彼方へ(2015,1,16)

お父さん 私も寂しかったけれど あなたも寂しかったんだよね… 全ては過去のこと もう終わってしまったこと 私は、今と、未来を生きて行くために あなたをこの場所から見送ります あなたが寂しさから解き放たれて 暖かな光に包まれる そんな、青い空の彼方へ …

濁流(2015,1,13)

私は、愛されなかった。 愛してほしかったのに、愛されなかった。 それだけなら、恨んで、憎んで、すっぱりと 縁を切って忘れてしまって 自分の人生の再スタートを切れた…。 なのに、父は、ひとりでいることの全てが私のせいだと言って、死のうとした。 一生…

もう夢で泣きたくない(2015,1,9)

昨夜はいろんな夢を見ました。 今日は、その夢の話をさせてください。 まずは、現実の話から。 寝る前、遅い夕飯をとっていた旦那さんと、入院した親戚の話になりました。この年末年始、旦那さん側の叔父、叔母で80歳を越える2人が、相次いで入院していたん…

命日を前に思うこと(2015,1,8)

明日は、父の命日です。 父は、一体何の心の病を抱えていたのだろうかと、父が自殺未遂をしてから考えて、調べたりしていました。 自殺未遂後にすぐに入院した病院は、急性期の患者専門の病院だったので、父が、その行為に至ってしまった根底にある疾患につ…

父を棄てたこと、その言い訳(2015,1,7)

私は、父を棄てたんじゃない。 たくさんの理由が重なって、私たち家族と父は、10年に渡った同居を、約3年前に解消しました。 たくさんの理由… ひとつ目の理由は、私の旦那さんが長男だったこと。 結婚当初から、旦那さんの実家から、いずれは帰ってくるよう…

前日のこと(2014,12,12)

朝の8時にヘルパーさんから電話がきた時、私は日光に向かっていました。 久々の家族旅行で、一泊の予定で鬼怒川に遊びに行く、その車中だったんです。 電話の話によると… ヘルパーさんが何度インターホンを鳴らしても応答はなく、ドアのロックがされているの…

その2日前(2014,11,20)

あの夏の日のことは、一生忘れない 私の人生で、最も苦しくて辛かった日 2013年8月10日 その少し前から、嫌な予感はありました その2日前、父は、新しく利用することになったデイケアセンターの見学に行ったんです 父の痴呆の症状が進んで(これは後に、痴呆…

「花の匂い」に泣いた夜(2014,10,28)

ちょっと脱線してましたが ようやく、父のことを書きますね 今年の1月のある夜最寄りの大型スーパーからの帰り道、車の中で聞いていたCDから流れた歌に、私は釘付けになりました その歌は Mr.Children「花の匂い」 「本当のさよならをしてもあなたの呼吸が私…

しっかりしなさい(2014,10,14)

母がいなかったことで辛かったことは、あまりありません いないことが当たり前で、むしろ、家に母親がいたということを思い出せないほどでしたから でも、いくつか辛い…というか、嫌だなと思うことはありましたよ ひとつは、遠足のお弁当 うちには祖母がいた…

お母さん、ごめんね(2014,10,12)

さて、続きは、母が最後に倒れて、危篤になったところからですね 病院のICUに駆けつけたとき、母は既に、意識がなく、人工呼吸器に繋がれていました 病院のトイレで発作を起こして倒れたとのことでした 「お母さん、もう、頭の中は天国に行っちゃってるんだ…

母の記憶(2014,10,9)

父の話をする前に、母の話からしようかなと思います 母は、私が12歳になったばかりの秋に、43歳で亡くなりました 43歳……ちょうど、今の私の年齢です 亡くなる4年前に脳溢血で突然倒れて、亡くなるまで、一時的に半年くらい家で過ごせた時もあったけれど、ず…

父へ

4年前に実父を亡くした。 あれからの4年間は、それを受け入れるために費やした日々だった。 父の死が、自分のせいではなかったと思いたくて、自分を正当化するためにあらゆるもの、考えを取り入れようとして、うまくはまったり、拒絶反応をおこしたり、も…